誰々さんを紹介して、と言うならそれなりの準備せい。



○○さんを今度、紹介して

最近、こんな頼まれごとが多い。
以前は、できるだけセッティングした。
しかし今では、できるだけお茶を濁す。

なぜ、そうなったのか。


|だって、結構、手間なんですよ|


1.めんどくさい

確かにめんどくさい。
こちらも歳を重ねて暇でなくなった。
会食ともなると、お金と時間、
もちろん体力も使うことになる。



2.俺にメリットある?

そう、
そんなお金と時間、
体力まで使ってその場を作り、
俺にメリットはあるのか。
感謝をするなら金をくれ。



3.申し訳ない


これがもっとも大きい理由だ。
私は頼まれているから、
少なからず“感謝”という報酬を受けとる。
しかし、
そこに連れてこられた○○さんには、
まったく報酬がない。

つまり、

悪いんだけど、時間作ってもらえる?

なんて言わないといけない場は、
ほぼほぼすべきじゃないのだ。



|ださいけど、WIN-WINでしょ|


この記事を読んで思う。
確かにこれまで交流会、みたいな、
同業、異業種が集まる会に参加した。

私も最初の頃は、
「面白い話が聞ければ」
「何かの勉強になれば」
という感覚だった。

この感覚がヤバかった。



何せ、来てるヤツらが、
全員、その感覚だったから。

つまり、
欲しがるヤツしかいない。
欲しがるヤツは、
たいがいできないヤツばかり。

そう、私のように。


そうなると、
“人脈を広げる”
なんて大義名分は吹き飛ぶ。

欲しがるだけ人脈なんて、
下心ありの金の鉱脈探し。
金と時間と労力は使うが、
破綻するまでやめられない、
みたいな。


となると、どうすべきか。


|自分の意識を変えないと|


1.優れた人をピンポイントで指名

「誰かいい人を紹介して」ではなく、
「△△に詳しい人を紹介して」と、
具体的に明示してお願いする。

おいおい、さっきの
「○○さん、紹介して」と同じじゃん。
となるので、、、


2.提供できる価値を準備

仲介してくれる人、
来てくれた人、
この双方に提供できる価値を、
事前に準備し、明示すること。
もしくは感じさせること。

これがあれば、
時間を作って参加する意味が出る。

もっと良いのは、
しっかりと仕事に結びつけることだ。
それぞれの仕事に繋がるなら、
意義が理解できるし、
お互いに会話を準備できる。
くだらない世間話になることはない。



3.自力で成長すること


もっとも大切なのは、
人脈の誰かに教えてもらうのではなく、
自力で成長することだ。

自分より優れている人だって、
「お、この人、ここが面白い」
と感じてもらえれば、
それがとても小さいことでも、
価値を見いだしてくれる。

そうやって、より上級な人脈ができる。

それを欲しがるだけでは、
相手にしてもらえるはずがない。



|人脈は自分の写し鏡|


このスパイラルを繰り返していけば、
ただの“欲しがりの集い”から、、
つまり、
伸びない人たちの集まりから脱却し、
相互に認め合う上質な人間関係という、
“価値のある人脈”へと発展できるはずだ。