業界で不必要な存在は廃業へ向かう。

不景気な業界では効率性が求められる


20年以上、
出版業界で生きてきたものとして、
なかなか気になる記事。

[また大手取次が破綻!日販・トーハンの冷酷すぎる「首絞め」、雪崩的に取引奪われる | ビジネスジャーナル]

一般の人には馴染みがないが、
この取次店がなかなか手強い。
書店やコンビニに入荷する、
部数を決めるのが、この取次店。

企画を説明して、過去の例から、
売れそうな部数を話し合う。
だから彼らの持つデータから
印刷部数が弾き出されるから、
新しい企画や本、雑誌に、
部数がつけてもらえない。


商習慣だけでは生き残れない


この古き良き慣習が、
出版業界を悪くしたとは言わない。
業界を支える機能を果たしてきたことも、
間違いないからだ。

しかし、
残念ながらその役割は、
終わりを迎えていると言わざるを得ない。
書店に直接販売する版元は増え、
ネットで簡単に販売でき、
大型書店は、大型取次店が独占し、、
そんな大手連携スタイル、
または小型の独自路線スタイルが、
広がってきている。

この流れにそぐわない企業は、
やむを得ず市場から退場するしかない。
出版業界だけでなく、
ほかの業界でも、
同じような職種はあるのでは。
代理店や仲卸しなんかが、
分かりやすく当てはまるが、
どんな意義を持って存在するか。

これから問われる。