新規事業が子会社化されるまで。

間借りから事業部化、独立


これまで3年間にわたり、
事業会社のいち事業部として
活動してきた事業を、
この3月から、
専門の事業会社として、
独立させることになった。

当然ながら、
正式に決まったのは
ずいぶん前のことで、
ホールディングスの
子会社のひとつとして
事業を再スタートすることとなる。

なぜわざわざ別会社にするのか。
その目的は一般論と違わず、
ホールディングス側の論理で、
財務体制の明確化、
施策決定の迅速化、
責任所在の明確化、
などあるのだろうが、
当事者としては、
より責任感と、
圧倒的な結果が求められる。


何が変わると言うのか


商業活動であるからには、
結果を出すことは当たり前で、
そこへのこだわりは、
これまでと変わらないのだが、
たしかに感じる重圧はある。


この過程と現段階の状況を踏まえると、
中小企業でも事業の別会社化は、
方法論としてアリな気がしてきた。


何を事業化するべきか?


小売店で月間店舗売り上げが、
7-8000万くらいあるならば、
またその店舗が4つ以上あるなら、
そこに関わる業務にて、
事業化できるものがあるはず。

“担当”からはじめて、
“係”にして、
利益が1人月分ほど出れば
“部署”にして事業計画を作り、
売り上げが店舗の25%あたりで、
事業部”とする。
専任を雇ってもいいし、
3年スパンくらいで、
子会社化への道を作る。

今の時代、
いつなんどき主たる事業が、
不採算になるかわからない。
手を広げるのではなく、
インカムのストーリーは、
選択肢は備えておいたほうがいい。

ソニーはいまや金融業であり、
TOYOTAはAIに本腰を入れ、
先日、日本交通の川鍋社長は、
「これからはすべての事業者が、
IT企業になるべきだ」
と発言していた。
(川鍋さんの発言は、
ここの本意とは異なるが、、)

たまたま売り上げが良いから、
本気でやろう、では、
長期的な結果には繋がらない。
○○係のころから、
独立事業化を意識しなければ、
計画的に事業にはならない、
そんな風に感じている。