美容インバウンドはチャンス、は本当か。


|様々な人たちが来日する意味|


先日、とある夜のこと。
友人女性と友だちのお祝いをしに、
ある飲食店に向かった。

飲食店が多く入るビルに着いた。
エレベーターを待つ。
何人かの男性グループに続いて、
エレベーターに乗り込んだ。

そのあと、外国人グループが乗り込んだ。
白人と黒人の4人組だったか。
みんなご機嫌だった。

彼らはとても盛り上がっていた。
178㎝ある私が見上げる慎重の彼ら。
なんか話しかけてきたが、
酔っているので聞き取り不能。

私たち日本人は、
ニコニコするだけ。


|笑ってすまされない現実|


エレベーターのブザーが鳴る。
重量オーバーだ。
日本では、後から乗った物が降りる。
「降りないとエレベーター動かないよ」
と彼らに伝える。

「お前が降りろよ」
的なことを言われる。
いやいや、それは違うだろ、
と笑いながら言うと、
若い黒人が真剣な顔で
「お前が降りろよ」
と詰めてくる。
目を話したらお前の敗けだ、
的なことを言って睨んでくる。

3分くらいか目と目が交錯する。
何か言ったから、
ふっと笑ったら、
「お前が降りろ、おい」
と言ってくる。

らちがあかないので二人で降りる。
降りながら、
「へい、負け犬野郎」
的なことを言われる。


その後、エレベーターは、
最上階の飲食店に止まり、
動かない。
しばらくして、その下の階に止まる、
そしてまた、その下の階に。

「これってあいつら全部、降りてない?」

「まさかぁ」

すると、
非常階段からたくさん人々が。

「外国人がすべての飲食店でからんでる」
「女と飲ませろって騒いでる」

と降りてきた人。
飲食店の従業員がお客さんを案内してる。
地震でエレベーターが止まったときみたい。

「止めた方がいいですよ」

と言われて、私たちも階段で6階まで上る。

その店にも彼らはきてからんだらしい。


こんな経験は初めてだ。
これまで会った外国人は、
みんな日本文化に合わせていた気がする。

今回、彼らと接して、
何より感じたのは、
とてもバカにされた屈辱感。



|一部でも数が増えれば大分違う|


こんな外国人は一部だろう。
しかし、
来日外国人が増えたら、
こんな機会も増えるだろう。

美容室業界にもインバウンドの流行りがある。

言葉を勉強したり、
ディスプレイを変えてみたり。
それは表面的なことにすぎない。
私が危険視するのは、
クレームだ。

思いと違うヘア、カラー、
効果効能だとか言われて、
自国法で訴えられたら。
どうなるのだろう。

海外だから、問題ない?


そんなものが通用するのか。
疑念や不安は尽きない。
思い過ごしならいいのだが、
何が起こるかわからない。

オリンピックやらインバウンドやら、
盛り上がるのは良いが、
緊急対応策は検討しておいたほうが良い。